2007/08/13
短歌集「命の旅」その2
あだし野の 果てになげたる あくがれをかき集め居る 残照の日々
あだしのの はてになげたる あくがれを
かきあつめおる ざんしょうのひび
陽は真昼 緑風を受け 気をひらき
きめ事もせず 時にたゆたふ
ひはまひる りょくふうをうけ きをひらき
きめごともせず ときにたゆたう
風光り 四方に生命の 気は満てり
人知れずこそ 紅さして春
かぜひかり よもにいのちの きはみてり
ひとしれずこそ べにさしてはる
生き生きて 背なに染みたる 切れぎれの
喜・怒・哀・楽の なんと愛しや
いきいきて せなにしみたる きれぎれの
き・ど・あい・らくの なんといとしや
つるべ落ちの 生命の光 夢の波
めぐる光陰に ひたすら合掌
つるべおちの いのちのひかり ゆめのなみ
めぐるこういんに ひたすらがっしょう
楽も苦も 面白かったと 大あくび
あとはオツリと シャレて楽天
らくもくも おもしろかったと おおあくび
あとはおつりと しゃれてらくてん
地はうねり 川あばれ抜く 大自然よ
新世紀の生命に 何を問うてか
ちはうねり かわあばれぬく だいしぜんよ
しんせいきのいのちに なにをとうてか
入り相の 鐘の音咽び 江戸風情
朝顔 風鈴 熊手 羽子板
いりあいの かねのねむせび えどふぜい
あさがお ふうりん くまで はごいた
(祖母に手を引かれ、毎月、手を合わせた浅草寺。父と飲んだ甘い電気ブラン。叔父と通った国際劇場。すべて幼い日の夢のワールド)
釣瓶取られ 情の河は 荒立ちしが
時を跨ぎて 程良き日和
つるべとられ なさけのかわは あらだちしが
ときをまたぎて ほどよきひより
(生命の旅は、ありがとうの旅)
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