2007/08/12
短歌集「竹馬の友等と残照を生きる」
湯の里に 老ひぬる瞳 かがやかせ竹馬の友等は ひそと優しき
ゆのさとに おひぬるひとみ かがやかせ
ちくばのともらは ひそとやさしき
いたましき 友の姿に 気が折れぬ
傘かぶりたる 中天の月よ
(今日の人の身、明日は我が身か)
いたましき とものすがたに きがおれぬ
かさかぶりたる ちゅうてんのつきよ
かひ間見し 友の幸せ 秋ざくら
月の砂漠に 浜風ぞわたる
かいまみし とものいあわせ あきざくら
つきのさばくに はまかぜぞわたる
(千葉御宿の浜辺にて、優しい御夫婦が暮らす)
幼なじみの ステップゆれて 夜はふけぬ
過ぎこしかたは 夢のまた夢
おさななじみの ステップゆれて よるはふけぬ
すぎこしかたは ゆめのまたゆめ
それぞれの 背なに現世を背負ひても
同窓の我等 今思い出づくり
それぞれの せなにげんせをせおいても
どうそうのわれら いまおもいでづくり
江戸弁を たたける仲の 同窓会
夢もロマンも 夕凪にとけて
えどべんの たたけるなかの どうそうかい
ゆめもロマンも ゆうなぎにとけて
おさな目かわし ゆるく流れる 時のなか
今を忘れて 昔にあそぶ
おさなめかわし ゆるくながれる ときのなか
いまをわすれて むかしにあそぶ
何はさて 優しさこそが ごちそうと
逢瀬を約し 竹馬等散会す
なにはさて やさしさこそが ごちそうと
おうせをやくし ちくばらさんかいす
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